2009年11月24日火曜日

人に会いに行く


前の週の後半は人に会いに行くことの多い楽しい1週間だった。
木曜も、金曜も、土曜も、日曜も。
最近は、保育園の送迎の際ぐらいしか外出せず、且つ人と言葉を交わさないことも多いので、うきうきしていた。(笑)

初めてお目にかかって、お話しする方もいれば、旧知の友人たちとの再会もあり。

このうち、誘ってもらった友人のお姉さん宅でのホームパーティーは、夜7時から、それもうちから2度は電車を乗り継いで1時間はかかかるであろう場所であるというものだった。夜の時間帯、お酒、インフルエンザ、交通機関の乗り継ぎなど、わが子をめぐってあまりに障壁が多く、諦めかけていたが、最終的には、相方に託すという選択肢も捨てて、わが子持参を決行!
何度も電車の時間をチェックし、二つ目の乗り換え駅の日比谷駅で利用する路線にエレベーターがあることも確認したつもりだった。

しかしながら・・・
確かに、それぞれの路線にはエレベーターがあったものの、乗り継ぎの長い地下道には階段が存在した。駅員さんに訊くと、階段前で待つように言われ、ベビーカーを一緒に運んでくれる他の駅員さんを手配してくれた。その後も、エレベーターを利用するために回り道をしたりで、お宅についたのは、結局1時間半後。

そのお宅のあるマンションは、ものすごい高層ビル。部屋番号が4桁だったので、どういう仕組みになっているのかなとうすうす疑問に感じていたが、ついてみて発覚したのは二桁の階だということ(それも10階とかではない、20階とかでもない・・・)とにかくすごいと言う形容しか見当たらない、ビルの規模と、高さと、窓の外の夜景と、素敵なお部屋だった。わが子は、くちぐちに「おとなしいいい子ね」と言われるほど、愛想良し。そして本人の風貌はおろか、名前を言ってもなお男の子と間違われるという初体験。今までで最強。。。

気がついたら夜9時半、最寄りの駅まで送ってもらいふと時計をみると11時、さらに家に着いたのは12時過ぎ。帰りの日比谷駅の問題の階段は、すでに駅員の対応が終わっているとのことで、その場に着くと途方に暮れてしまった。とにかくのそのそとベビーカーをたたもうとしたその矢先、若い女の子が声をかけてくれて、ふたりでわが子の乗ったベビーカーを運んだ。

そもそも週末の夜にベビーカーで赤ちゃんと母親の二人で公共交通機関を使って外出というのが無理に無理を重ねてしまったというのが感想。また、もうちょっと誰か助けてよ、というのも正直な感想。そういえば、以前うちに遊びに来たフランス人のおじさんが、飲みに誘ってくれた時、子どもがいるからと私が辞退すると、「ベビーシッターは?」と言ったけれど、我が国では私のような普通の庶民は、自らの娯楽的夜間外出の為にベビーシッターを頼むという文化的、経済的基盤はないと思われる。(笑)

久しぶりに友達と会えたことに対して、楽しいと思う気持ちがとにかく強くて、裏を返せば、そんなにそういうことに飢えていたのかなとも思った。やっぱり、近くに気があって、気を使わずに、お酒を飲みつつ楽しい話ができる友人がいるということはとても重要だ。(笑)

そのためにまずしなくてはならないことは、
まず、近くにそういう友達を作ること。
次に、うちの中を人が入れるぐらいきれいにすること。

最後の休みの日は、近所の公園に行った。半額になっていた土鍋(5~6人用)を買った。

2009年11月18日水曜日

ここのところのこと

旅から戻ってもうすぐ2週間。
わが子がやってきてからの時間の過ぎ方は、1週間がまるで1日のように、1カ月かまるで1週間のよう。とにかく恐ろしく速く過ぎていく。しいて言えば、時間の過ぎ方が速いというよりは、気がつけば過ぎている。日頃から、時間の過ぎ方(に対する感じ方)は加齢とともに加速するように思っていたので、私の場合は一体何倍速になっているのだろう・・・・

・自らわが子の顔を絵付けした皿が到着。可もなく不可もなく。水を加えて、濃度を調整するとのことだったが、焼きあがってみると今一つうまくいっていなかったようだ。来年に向けて、絵付けに使った釉薬?の濃度について少し学べた気がする。(笑)

・わが子の離乳食の食べ方がすごい。最初は一日ひと匙づつ、などと書いてあるのを見て、のけぞった。であればいまごろはまだ1日4~5匙づつのはず。だけれど、彼女は既に、1日2回、碗に2杯を一気に平らげている。匙で与えようとすると「しゃらくさいわ!」とばかり、口を碗に直接つける。結局、私は彼女の口に椀から離乳食を掻き込む係になっている。

・その離乳食だが、母乳は甘いので、できるだけ抵抗のないものをと思い、りんご、さつまいも、柿を加熱しペースト状にしたものから始めた。しかし、あまり甘さに慣れてはいけないと思い、先日、フードプロセッサで煮干しと鰹節を粉状にし、それでだしをとった。そのだしスープに、人参と大根のすりおろしたものを加熱したものをくわえるという、個人的には相当手の込んだことをしたつもりが・・・・一口口に入れた途端、ひどく顔をしかめてペエエエッとされた。腹が立ったので、私が完食した。やっぱり急にだし味はだめらしい。いまのところ、驚くほど甘い柿ペーストを少量加えて甘さを調整しながら、少しづつ甘みを減らしているところ。

・最近わが子が夜中にぐずり始めた。目を閉じながらぐずる。空腹とは異なる感じで、おそらく夢でも見ているのではないだろうか。おっぱいだけではおさまらないので、夜中に抱っこしたり、「起きて、起きて」と訴えたり、ちょっと大変になってきた。私、再び睡眠不足気味に。その代わり、日中に寝る時間が増えたように思う。
 
・読み聞かせ開始。フリーマーケットや、近所の図書館のリサイクル本をメインに随分収集した。以前から自分で持っている何冊かを除いて(引越してから段ボールに入ったまま所在不明)、数えてみたら77冊になっていた。しかしながら、わが子、読み聞かせてもさほど聞いていない。絵本の角を口に入れて味わってみることがもっぱらの本への関心。


・今日、近所の児童館の身体測定に行くために、少し早くお迎えに行った。ちょうど2歳児からのクラスが外のお散歩から戻ってきたところで、男の子が一人だけ泣いて、残っていた。そこに男性の保育士さんが一生懸命なだめている。要はこの子、ロープを持って一列に並び、皆と一緒に歩かなくてはいけないのを、手を離して勝手に歩いて他の保育士さんに怒られたらしい。その男性の保育士さんは男の子を抱きながら、ロープを離して歩いたらいけないのは、まだきちんと歩けない他の小さい子が真似するからだと言っていた。なるほどねとおもった。危ないとか、迷子になるとか言うよりも、本人の自尊心を尊重する言い方。

2009年11月13日金曜日

離乳食・病院・保育

本日曇天。肌寒くて、いつのまにか木々が紅葉していたり、落葉していたりするのに今更ながら驚く。


離乳食
最近離乳食を始めて、ほぼ毎日続けている。このところはりんご1個をすりおろしたものを煮たものがずっと続いていた。それで今日は、柿のみじん切り&すりおろしたものを煮たものにさつまいもをレンジでふかしたものを潰して入れてみた。液体に近い状態にするため、沸騰させたお湯で適当に溶く。柿は柿渋?がよくないとか、体を冷やすとか書いてあったのだけれど、強行。りんごに慣れていたので、かなり異なる味と食感にちょっと驚いていたけれど、わが子は、でろでろ吐きながらも食べていた。スプーンへの食いつき方が非常に積極的。食べたいのはスプーンの方なのかも。下の前歯の右側がほんの少しだけ頭を出している模様。噛まれると痛い。



・病
今週は病院週間だった。。。

背中や顔に赤い斑点が出ることがあり、皮膚の赤みだけに見えたので、放置していたのだけれど、保育園の検診のときに、「どうしたの?」と言われ、気になるようになり近所の小児科へ。以前にそこはアトピーに強いと聞いていたので、行ってみたのだけれど、何なのかもはっきりと言ってくれないうえに、またひどくなったら来てと言われて、3か月前に乳児湿疹出かかったときとまったく同じ薬を処方された(それはほとんど使わずに終わったのだが)。

釈然としないものが残ってしまったので、翌日、評判だと聞いたことがある皮膚科に半信半疑で行く。女医さんは、すぐに簡単な診断を下し、薬を処方し、また数日後に来るように指示。薬の処方を言われたときに、気の進まない顔をしていた(らしい)私に、「あら、あまり納得のいっていない顔ね」とばしっ。内心「こえ~~」と思いつつも、昨日のことを少し話して、処方された薬の名前を言うと、「あ、それは○○さんね」と小児科名を軽く断言。ステロイド系の薬もあったため、不安だったのだが、薬局でも薬剤師さんに、「早いうちに治しておいた方がいいです」と言われ、意を決して(大袈裟)軟膏2種(強めの抗炎剤と下地)を塗り始めた。2日後に再診するように言われた。

この翌日は、保育園の検診の為に近所の小児科へ。異常なし。それにしても不調もないのに、最近の小児科に行くことは自殺行為らしい。待ち時間がとても長く感じられた。その小児科の下の階にある整形外科にもかかる。これは私。7年前にした膝の手術あとのところに大きなグロテスクな内出血ができていて、あまり痛くもないし、打った覚えもとくにない。それほど心配はしていなかったものの、相方が「手術した骨の内部から血が染み出しているんじゃないか?」と恐ろしがり、行くことに。

結果、レントゲンもとってもらってみてもらったが、よいコンディションではないけれど、今のところは特に処置を必要とする状態ではないし、その内出血も手術の原因とは無関係と言うことで一件落着。「打った覚えはないんですか?」「いや~、特に覚えていないんですけれど、子連れで旅行していたので、その時に打ったのかもしれませんが・・・」(私)。この私の回答に対して先生はひと言、
「お酒を飲まれてたんですか?」と。。。。。
「いえいえ!!!」と強く否定したものの、あと考えると、その可能性は確かにあったようだ。。。。

 そしてさらにこの翌日の今日、3日間軟膏をつけていたわが子の肌は、赤みもだいたい引き、恐ろしいほどつるすべもっちもちに。本当に完璧。今朝、再度診察してもらったら、検査も必要なくなったらしく、一番強い薬は使用終了。その下地の薬は回数を3回→1回/日に減らして、残っているものを使用継続、そして新たに保湿剤が追加され、それをメインにするように言われた。さらに、私が軟膏を頭に塗りにくいと言うと、ローションを処方された。

◎わが子の皮膚科の件では、医師/病院によりどれだけ対応が違うかをまざまざと見せつけられた。相性の問題もあるだろうが、有能な医師ほど、強い薬も使いこなせて、治療も短期間で終わらせることができるのかと感じた。よい皮膚科を見つけて満足。


◎ 日本の医療が恵まれていることを感じた1週間だった。国の赤字の根源だけれど。ごく普通の国民の私が、あまり躊躇もなく、診察を受けることができるのは有難いと思う。特にわが子に関しては薬剤の含めてすべて無料である。ただ個人的には、これはありがたいを通り過ぎて、やり過ぎだと思っているのだけれど。せめて、1割は負担していいと思う。その代わり保育環境を改善せよ!!!!(笑)

長くなったので、保育についてはまたの機会に。。。

写真:旅行中。言われてみれば、ここに立ち寄った後、どこかに膝をぶつけていたかもしれない・・・・
先生、その診断も的確。

2009年11月9日月曜日

初めての旅行-メモ


我が子初めて旅に出た。もちろん一人旅ではないけれど。。。
2泊3日の愛媛への旅。目的は砥部焼き祭りに行くこと。
旅行には関心のないほうだったけれど、普通の観光旅行が今回はとても楽しかった。そして疲れた。
我が子も、初めての飛行機やホテル、温泉など初めてのことをいろいろ体験した。
赤ちゃん連れの旅行で大変だったことや気付いたことを忘れないうちに簡単にメモしよう。

●移動●
自宅→空港の電車
平 日の朝7時過ぎに家を出て、電車を乗り継いで移動。空港までは1時間ちょっとの予定。通勤時間帯と重なるため、相方がわが子を抱っこひもで抱っこ。+スー ツケース一つ。わたしはベビーカを折りたたんで持つ。+バックパック1つ。やはり通勤時間帯は車内の人が多いので、つらかった。
また帰り は、日曜の夕刻だったので、ベビーカーにわが子を乗せて移動。車内が混雑していなかったので思ったより支障はなし。しかし、買った砥部焼はすべてスーツ ケースに入れて持って帰るという暴挙に出たため、荷物が重く、加えてエレベーター探しとそのための迂回が続き、結局行きと同じ行程に2時間かかった。。。  

飛行機内
やはり大変・・・離陸・着陸時にぐずるのが一番怖かったのだけれど、これは寝ていたり、またスリングをかぶって授乳したりで思いのほか支障なし。しかし、飛行中せまい機内でかなりぐずった。これが10時間のフライトだったらなどと考えると。。。。

旅行中の交通機関
バ ス、市電、JRの特急+普通列車にベビーカーで乗ったけれど、特に問題はなし。でもこれも最終的には混み具合が問題になると思う。今回、それぞれの交通機関 の座席では、わが子を乗せたままベビーカーをわきに置かせてもらったり、授乳やおむつ替えも必要となったので、そういうことができる状況か(周囲の状況+ それをやる我々の気構えもしくは勇気?!)が最も肝要。 
市電の運転手さんたちは、ベビーカーを下すのを手伝ってくれたりと皆さんとても親切だった。


結局、持っていくかどうか迷ったベビーカーは思いのほか活躍して、持っていってよかったと実感。今後、もっと体がしっかりしてきたら、より軽量で簡易型で携帯しやすいものだとなおよいとも思った。

●食事●
わが子は今のところ母乳一本なので、要は、スリングでもかぶって、どこででも授乳さえできれば問題はない。


しかし問題は、私たち。今回感じたのは、よっぽど、爆睡したり、機嫌のいい時でなければ、お店の側で赤ちゃん連れが可能でも、やっぱり食べ た気がしないということ。私はそれほど食にこだわりがないので、第一日目に地元のお寿司屋さんに行けたほかは、スーパーのお弁当や駅のうどん屋さんでも問題はなかった。けれど、ここにこだわりたければ、やはり、事前の綿密なリサーチとその時の赤ちゃんの状況という運の両方にかけるしかないと思った。二日目 の夜に、何も調べていなかったばっかりに、夜の歓楽街を歩き回ることになり後悔した。その挙句に入った定食屋さんでは、おばちゃんが、わが子を抱っこして あやしてくれたりして、親切にしてもらったのだけれど。


結論:5か月のわが子連れの旅は、いろいろと大変ではあったけれど、思ったほど行動は制限されなかったように思う。むしろ、わが子がいたことで、親切にしてもらったり、楽しいこともいろいろあった。ただ、ご飯を食べることについては、やっぱり大変かなという印象。


そうそう、砥部では、絵付け体験までしてきた。お皿にはぐずるわが子を相方に抱っこしてもらいわが子の顔を描いた。2週間後に送られてくる完成品が本当に待ち遠しい。この先こうした親馬鹿ぶりが加速しそうな私である。

2009年11月5日木曜日

ここのところのこと


●週末の高熱は無事下がったけれど、相変わらずかなり重度に鼻ずるずるなわが子。

●保育園には今週いっぱい休園を伝えた。何故って、金曜日からは初旅だから。万全の態勢で挑まねば。

●一番近所にある小児科へ行く。ここの女医さんは、保育園の検診担当。旅に向けて、念のため鼻水・痰の薬と解熱剤の座薬をもらう。先生の説明は丁寧。少し待ったのだけれど、そもそも体調がおかしい子が集まるのが小児科なので、この場自体が相当リスキーだと改めて実感。そういえば、我が子が高熱を出す前日に保育園の検診漏れのために、ここに来たんだった。高熱はそのせいだった?!?!?!

●ここのところ、母とスカイプをしたり、用事で電話がかかってきて少し長い子と話していると、わが子が泣いて怒りだすようになった。
泣くと言っても、悲しいからではない。完全に「自分はここだ!なぜ自分に関心を向けない!!!」という抗議のサインである。だから涙はほとんど出ない。

●また、テレビがないわが家。わたしがみつづけるyoutubeの画像に関心を示すように。そして、先日から母がつけたカメラでお互い相手の映像をみながら話ができるようになったのだが、母の顔にも若干驚きながらも関心を示し、、抱かれていると顔をそむけてもじもじしたりするようになった。
人見知りか?!?!

●隣町の「お出かけ広場」に身体測定に行く。着衣込みだと8キロを超えた。身長は68.4センチ。

●相方がマイケルの映画を見に行った。いっしょに見に行った親友の方のお子さんのお下がりを頂戴した。うちでは、初ベビービョルン!(笑)(写真)

2009年11月2日月曜日

39度

ここのところ、ずっと鼻水がひどかった我が子。保育園を1日休み、翌日、相変わらずずるずるだったけれど、ハロウィーンの為にコスプレして登園した。



心配だったから熱も測っていたけれど、発熱はずっとなかった。一昨日は、私のほうが鼻水がひどくなって、喉も痛み出したので、わが子からうつされちゃったかなと心配していた。

そんななか事態は急展開。

夜 9時前、わたしたちが遅めの夕食を摂ろうとしていたところ、目を覚ましたわが子。おっぱいをやろうとして抱きかかえると、頭が異常に熱い。体温を計ると、なんと39.1度!!!これまで一度だけ発熱があったけれど、それでも38度にいくかいかないかだった。 あわてて区の小児用の緊急対応の場所に電話。そうすると、そこは9時半までだから、あとは救急医療機関に行くしかないと言われた。

幸い、うちから歩いて10分ほどのところに、おそらく専門性や規模で、全国一ではないかと思われるほどの子どもの為の国立医療機関がある。そこに電話して、直行。さすが専門機関だけあって、すべての外来救急患者を受け入れているが、トリアージを通す。少し待って、女の若い先生に診察してもらった。熱で、いつものような元気はないものの、相変わらず愛想の好いわが子。結果、特に目立った症状もないし、機嫌も悪くないので、朝まで様子見とのことで帰された。

うちに戻ったのが夜11時ごろ。それから朝まで1~2時間おきに、体温を測りながら、わが子が目を覚ますと授乳した。苦しそうに息をしながらも寝ているわが子。このままいつの間にか意識がなくなっていたりなんかしたらどうしようと思うと気が気でなく、眠れなかった。

結局、朝まで39度近い熱が続いた。そこで、朝7時に再度受診。今度は男の先生だった。わが子またもや高熱の中、愛想を振りまこうとする。そのせいで?!、「熱は高いけれど、なんだか機嫌いいね。特に目立った症状もなく、機嫌がよかったら、大丈夫じゃないかなあ」と言われた。39度程度の熱が出ても、ぐったりしたり、引きつけなどを起こしたりといった目立った症状がなければ、発熱だけでは、髄膜炎など、脳に問題が出たりすることはないと説明を受けた。また、保育園に行っているということで、念のためインフルエンザと尿路感染症の検査だけ受けることに。血液と尿採取の為、いったん私たち親は診察室から出された。間もなく、わが子の泣き声が響いたものの、けろっとして看護師さんに抱かれて出てきた。

検査結果が分かるまで1時間弱院内で待機。国立の機関ながら、院内にはたくさんの種類の食べ物がある売店や、おもちゃ専門店まである。おもちゃのお店は閉まっていたけれど、 売店でがっつり朝御飯を買い込み、随分とほっとした気持ちで、朝食をとった。

前日の夜の最初の診察を担当してくれた女医さんは、この朝の診察の時にも見かけた。おそらく、連続勤務なんだろう。高度医療の機関ながらも、わが子のように「ただの風邪」から、本当に重篤な患者まで受け入れなくてはならない状況で、お医者さんたちはどれだけ重労働を行っているのだろうかと思った。ものすごく魅力的な仕事だなと思うけれど、本当に激務だと思う。

また、病院内ではいろんな光景を見た。救急車で運ばれてきたものの、自分で寝台から降りて待合室で待っている子、逆に、トリアージを受けている途中で容体が急変して、意識がなくなってしまいあわてて診察室に運ばれた子、お母さんに担がれて「タミフルなの?」なんて言っている相当大きめの子がいたり。

検査の結果はいずれも陰性。いわゆる風邪由来の高熱だろうということで、診察終了。病院を出たのは午前10時。病院を出る前に体温を測ると、すでに37度台にまで下がっていた。 このころには、待合室はたくさんの患者さんで、いつの間にか一杯に。

外はぽかぽか陽気で抜けるような青空。そんななか、心穏やかに3人で家路につけることがとても有難い1日だった。