2011年3月28日月曜日

放射能と食物について―東京の英国大使館のホームページにおける福島原発事故に関するアップデート―続き

 昨日の続きです。まだ終わりません(苦笑)。仕事もあるのでまた中断します。結局ここまでで言及されていることは、日本の制限値は厳しいということ。英国政府の在日(東京)英国人に対する放射能関連の勧告は日本政府のそれに従っていて問題ないということらしいです。

 ただここにある通り、原発の状況は依然非常に深刻。劇的な動きがなくしても、このまま放射能が環境中に、土壌、海洋、大気中に放出され続けたら、日本の制限値が厳しいなんてことも言ってられないと思います。

では皆さまよい一日を!
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[JM]環境中の放射能のタイプをモニターすることは非常に容易。全く、困難な作業ではない。そして、重ねていうが、放射能のタイプすべてについて規制するという役割については、日本人がこれを助ける(それには日本での作業が有効)。

[質問] 東京在住の英国市民の為の(外務省?の)渡航勧告のレベルは何によ手引き下げられうるのか?

[JB] 先に示されているように、渡航勧告は、放射線の問題のみを前提とはしていない。全体的な混乱とその時点で、(治安等が)非常に不安定で生活が困難であることで決められる(次第である)。前言のように、放射能の観点では、東京でハッピーに生活し続けられない理由にはならない。

[質問] あなたは汚染地域からの食物を食べないように言ったが、私はあなたが80キロ圏内より広範なエリアについて言及しているように理解したが、実際どれだけのエリアを想定しているのか?

[JB] エリアに関しては、日本当局によって監視されなければならないし、彼らが与えるアドバイスが適切であるであろうと考えている。(以下略)要旨としては、日本の基準は欧米よりも厳格で慎重である。

[Jm]私加えて申し上げたいのは、こうした事態が英国で起こったと想定するなら、我々は通例食品禁止(令)は、人々が避難している(evacuationg and sheltering)エリアよりもより広範なアリアをとらなければならない。そして、またその禁止はおそらく長期的なものとなるだろう。規定は日本政府に任せる。またその範囲は避難指示エリアよりも広範に至る。

[JB] Jmが良い指摘をした。私達は原発から30キロエリアだけの話しをしているのではなく、原発周辺の重要なエリアについて話している。何故なら、風向きの変化や降雨を受けるだろうから。それらは、植物や水に蓄積され、放射能を含む海水は、植物から流れ出ているものである。従って、(汚染は)30キロ圏内より非常に広範にわたる。(食物等の制限エリアの設定は)日本東京区のモニタリングによってそれがどれだけの範囲にわたるのかが決定されるであろう。


[質問] さきほど回線状況で聞こえなかった、沸騰させた水についてのコメントをお願いする。

[JM] 放射能レベルは非常に低い。これは、単独の、特定された事象にすぎず、現在では放射能レベルは元に戻っている。その他に私が申し上げたいことは、水の煮沸は放射能の除去にはならないが、バクテリアやウイルスの除去にはなるということ。現在の日本においてみられる混乱をもってすれば、そうした(後者)による水の汚染の危険性もありうる。
その他唯一申し上げたいことは、我々は現在福島で生じている事態について非常に懸念しているということ。しかしこれまでに大規模な放射能の放出というものは当地でなかった、従って食物の汚染(に対する措置)は、適切で予防的で慎重なもの。もしも根本的(大規模な)な放出となったならーいまだそうした事態は確認されていないが、というのは、リアクターか,それに類似するところでのメルトダウンについて言及しているのだがーそうした状況においては食品についての勧告は重大なこととして考慮されなければならない。しかしながら日本は我々の観点からみても完全に慎重な対応をとるとみられる。

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